花相撲とは?本場所とは違う魅力を感じられる楽しい相撲を解説

相撲と聞くと、力士たちが真剣勝負を繰り広げる本場所のイメージが強いかもしれませんが、相撲にはもう一つの顔があります。

それが「花相撲」です。この記事では、本場所とは一味違った、花相撲独自の魅力に迫ります。

真剣勝負だけでは分からない、力士たちの人柄と素顔に触れられる花相撲は、大相撲をより楽しむためにとても大切なイベントです。

目次

花相撲とは?

花相撲とは、本場所外で行われる相撲のイベントや興行の総称です。

本場所が力士たちの昇進や成績に直結する真剣勝負の場であるのに対し、花相撲はもっと気軽に、相撲の魅力を楽しむことができます。

もう少し具体的に解説をすると「大相撲の勝敗が番付・給料に影響しないイベント」のことです。

地方巡業や特別興行がこれにあたり、初っ切りで楽しませてくれたり、力士たちが観客と直接触れ合うショーや、子どもたちを土俵に上げるなど、ファンサービスも充実しています。

また巡業だけでなく、トーナメント相撲、奉納相撲、引退相撲なども花相撲に含まれます。

花相撲は、相撲を身近に感じられる絶好の機会と言えるでしょう。

花相撲の名前の由来は?別名はある?

「花相撲」という名前は、江戸時代の相撲興行において、纏頭(はな)、つまり「花=祝儀」だけで運営していたことが名前の由来とされています。

他にも奈良・平安時代に行われていた相撲節会で、西方力士の報酬であったひょうたんの「花」に由来するとも。

この花はさまざまな報酬と交換できたそうですよ。

ほかにも本場所とは異なり、形式にとらわれず、華やかで楽しい雰囲気の中で行われる相撲のことを指す言葉と考えても良いでしょう。

この名前には、力士たちが見せる技の美しさや、イベント全体の楽しい雰囲気を花に例えて表現したいという思いが込められています。

別名としては、「巡業相撲」や「興行相撲」などとも呼ばれますが、これらは花相撲の中でも特に地方を巡るイベントや、特定のテーマを持った興行を指す場合が多いです。

花相撲の種類とは

花相撲には、大きく分けて「地方巡業」と「特別興行」の二つの種類があります。

地方巡業は、本場所が開催されない期間に、力士たちが日本各地を訪れて相撲を披露するイベントです。

これにより、全国の相撲ファンが力士たちの迫力ある取り組みを間近で見ることができます。

一方、特別興行は、記念日や特定のテーマにちなんだ相撲のイベントで、しばしば芸能人の参加や、特別な演出が加えられることもあります。

どちらも相撲の新たな魅力を発見できる素晴らしい機会です。

花相撲の歴史

花相撲の起源は、先ほども少し触れましたが、江戸時代にさかのぼります。

当時、相撲は祭事や催し物の一環として、寺社や広場で行われることが多く、これが花相撲の始まりとされています。

これらの相撲は、地域社会の娯楽や神への奉納としての役割も果たしていました。

時代が進むにつれて、相撲はより組織化され、本場所という形で競技としての地位を確立しますが、花相撲は相撲の文化や伝統を広める重要な役割を担い続けてきました。

つまり江戸時代に始まった花相撲は、時代によって形は違えど、脈々と受け継がれて人々を楽しませてきたのです。

現代の大相撲のイベントかと思いきや、花相撲でさえも長い歴史があったのですね。

さすが神話の時代から続くとされる国技・相撲です。

花相撲はいつあるの?2024年の巡業スケジュールをチェック

花相撲は、大相撲の本場所が行われていない期間に主に開催されます。

通常、本場所の後の1ヶ月間程度が巡業のシーズンとなりますが、年によって日程は変わります。

2024年の巡業スケジュールについては、大相撲の公式サイトや、各種SNSアカウントで確認することができます。

地方巡業は全国各地で行われるため、お近くの都市で開催されるかチェックし、相撲を間近で楽しむチャンスを見つけましょう。

花相撲のチケットの取り方

花相撲のチケットは、開催地のチケット販売所や、インターネットを通じて購入することができます。

大相撲公式サイトでは、巡業の日程とともにチケット購入の詳細情報が提供されるので、まずはそこをチェックするのが良いでしょう。

また、人気の高いイベントではチケットがすぐに売り切れることもあるため、販売開始日を事前に調べ、早めに手配することをお勧めします。

花相撲まとめ

花相撲は、本場所とは異なる形で相撲の魅力を感じることができる特別なイベントです。

歴史ある文化を身近に感じられる貴重な機会であり、力士たちとの交流も楽しめます。

2024年の巡業スケジュールをチェックして、ぜひ一度花相撲の世界を体験してみてください。

相撲に対する理解が深まるだけでなく、日本の伝統文化への興味もさらに広がるはずです。

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